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エックス線撮影は怖い?

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x線は電離放射線の一種であり、ご存じのように生物学的には本来百害あって一利なしのものです。ただし治療上骨の内部の状態を調べる必要性がありその有益性が危険性を上回る場合にのみ撮影されるべきものと考えます。その必要性についてですが、根の治療を行う過程で根の先端部分を調べるためには必要不可欠のものです。根の先端付近を扱う場合に中に充填するものが先端から飛び出ていないかどうかというのは非常に重要なことでこれを調べるために何枚かレントゲン撮影を行うことは必要なことです。 それではその危険性について調べてみたいと思います。

まず考えておきたいのはx線というものは他の放射性物質とちがい何枚か撮影したとしても体内に残留したり蓄積することはないということです。x線は秒速30万kmのスピードで進行し物質との相互作用でエネルギーを消費して完全に消滅するからです。そこで問題となるのはその時点で放射線を受けた事によるその時点での影響ということになりますがこの影響には臓器(皮膚を含む)への直接的な影響(非確率的影響といわれある一定の線量=しきい値をこえないと影響が現れないもの)と遺伝的な影響、発ガン性(これらは確率的影響といわれ、わずかな線量の被爆でもその影響の確率が被爆した線量に比例して上昇するという影響です)などへの影響が考えられます。

放射線の1回照射量と身体影響(mSv=㍉シーベルト)

 

250mSv以下 身体症状なし
500mSv 白血球一時減少
1000mSv 吐き気、おう吐
1500mSv 50%の人に放射性宿酔(二日酔いのような状態)
 2000mSv 5%の人が死亡
4000mSv 30日間で50%の人が死亡(半致死線量)
 7000mSv 100%の人が死亡

 

1ラドのガンマ線によって、人体組織に生じる生物学的影響を考慮した放射線の量を1レムと表す(1Sv=100rem, 1Gy=100rad)

非確率的影響について

 

* 細胞が壊れて壊死する。激痛が起きて切断しなければ治まらない。
 * 急性障害として吐き気・めまい・脱力感・白血球減少・脱毛などがある。
* 被ばく量が1.5シーベルトを越えると一部の人は死亡する。
6シーベルトを超えると全員死亡。
 歯の根の治療のために、3枚のx線を撮影した場合のことを考えてみましょう。
まずx線を受けた部位への影響を考えてみます。x線のあたった皮膚が美容上受け入れがたい変化を生じるまでには最低20GY(グレイ)の線量が必要です。これ以下では影響は現れません。今回撮影した3枚のx線でうけた線量は1枚あたり0.005mrad(ラド)の線量になりますので、3x0.005=0.015mradの線量を受けたことになります。200Gy=2000radですので0.015mrad=0.000015rad<2000radつまり約1万分の一程度となり影響は無視してよいことになります。骨髄への影響もほぼ同程度ですので同様に無視できます。確率的影響について

* 高い確立で発ガンする。白血球の数が異常に

増える。(白血病)
* 生殖異常を起こす。奇形児や、すぐに死ぬ子供が生まれる
放射線を被ばくしなくても、一般出産の千人に1~7人の割合で奇形が起きる頻度があります。医師がきめ細かく診察すれば、4%ぐらいには何らかの異常が生まれながらに発見されることを、まず、理解しておいてください。  つまり、多くの要因(薬剤、タバコ、アルコール、ウイルス感染、内因性遺伝子異常など)によって胎児の異常が起こるため、放射線による障害と断定するためには、かなりの被ばく線量を受けたという事実が必要になります。  例えば、長崎でも大量の放射線を被ばくした胎児には流産、死産が多く、小頭症などの胎児奇形の頻度が高くなっています。すなわち、胎児が放射線被ばくを受けなければ、流産、死産が4%であったのに対し、放射線被ばくを受ければ23%になりました。 危険度は全胎児期間を通じて同じということではありません。例えば、妊娠初期の受精から10日以内であれば出産前死亡が起こります。器官形成期間、すなわち受精から8週間の間では奇形の頻度が増します。すなわち、一般に放射線が妊婦に悪いと言われるのは、この時期のことを指しています。  一方、受精後8週から出産までの期間では通常の被ばく線量では胎児への危険性は少ないのですが、胎児の放射線感受性は成人より高いため、精神発達の遅れがみられます。  このように妊娠初期には流産、妊娠2か月までには奇形発生の頻度が高いと言えます。  医療被ばくの軽減目的で国際放射線防護委員会(ICRP)によって「10日規則」が勧告されていますが、これは、妊娠可能な年齢の女性の下腹部へのエックス線照射は月経開始から10日以内に実施すべきというものです。この根拠は、この間には絶対受精卵が存在しないということです。 腹痛などでレントゲン撮影を受ける時は、女性自身が生理との関係を常々念頭におくことが大切でしょう。不用意なレントゲン撮影はだれもが避けるべきですし、過剰な放射線恐怖症による人工中絶なども慎むべきだと思います 発ガン性、遺伝的影響(お子さんをこれからもうけた場合のお子さんへの影響)についてはわずかな線量でもその影響の確率はあるわけですのでこれは十分に考えるひつようがあります。 遺伝的影響へのリスク リスク係数(100x1/1000000x1/rad)生殖線線量x有意因子 白血病のリスク リスク係数(20x1/1000000x1/rad)生殖線線量x有意因子 がんのリスク リスク係数(165x1/1000000x1/rad)生殖線線量x有意因子 遺伝的影響のリスクは100x1/1000000x1/radx0.015x1/1000radx0.93 =(100x0.015radx0.9)/1000000radx1000 =0.0135/1000000000 つまり1/100000000000(1億分の1)程度の確率になります 発ガン性、白血病のリスクも同様とみてもらって結構です。 人類は地球上にいる限りだれもが自然放射線を年間約200mrad程度浴びています これは1日あたり約0.5mradになりますこれをさきほどの0.015mradと比べていただければその危険性の程度がおわかりになると思います。この数値は防御エプロンをつけていない場合の数値

image002.gifで、つけた場合はこの1/10から1/100程度になります。 ちなみにジャンボ宝くじの1等賞金の当選確率は500万分の1、交通事故で24時間以内に死亡する確率も同程度の確率といわれています。 当医院ではX線量を極力減らす為、従来の約1/4の線量で鮮明な像が得られる”デジタルX線画像診断システム”導入しました

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